Textile

Frédérique Morrel @ Museo Bagatti Valsecchi

Rossana Orlandiが新しい美術館 ムセオ・バガッティ・ヴァルセッキ Museo Bagatti Valsecchiのキューレーションをしていて、おもしろそうだよ。

そんな声を耳にしたような気がするけれど、向かった時の気持ちは「まぁ、行ってみるか。」

何でしょう、これ。

すっかりヤラレて、中庭に出ると、Spazio Rosssana Orlandiのマネージャーと覚しき女性が声をかけてくれた。
「彼女がちょうど来ましたよ。」
見ず知らずの、“彼女”。

ついさっきまで、そのマネージャーと覚しき女性に見ず知らずの方の彼女の作品についてまくしたてていたのが通じたのかもしれない。

この作品の作者、フレデリック・モレル Frédérique Morrelである。

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繊維問屋街 in Istanbul

手持ちのガイドブックには「ブランドショップや高級デパート集まるファッション街。洗練された飲食店が建ち並ぶ」と書いてありました。イスタンブールの伝統的な界隈はだいたい知ったし、モダンなエリアもちょっと歩いてみようかな。地下鉄2号線(M2)のOsmanbey オスマンベイ(日本語で言えば「オスマンさん」と「さん」付けの駅名。おもしろい。)で降りました。
下車した駅も間違いない、クロスする道の名前は2本とも地図のとおり。でも、それらしい雰囲気が漂っていません。逆に歩いちゃったかな?そこで、Osmanbey駅の出口のあるHalascargazi Caddesiを軸にRumeli Daddesiを西へ少し歩き始めました。この辺りです。

生地屋さんが並んでいます。服地専門の問屋です。
Orion Tekstil in Istanbul
繊維問屋と言えば、クリエイティビティー豊かに店の色をアピールするディスプレイというよりは、国を問わず、生地の巻物が積んであり、プロフェッショナリズムを打ち出した店作りをイメージします。

ところが。
Orion Tekstil in Istanbul

Orion Tekstil in Istanbul季節感はもちろんのこと、その店の生地の使い方を提案する、積極的で楽しく美しいディスプレーをしています。
こんな繊維街は見たことありません。文化の行路の問屋らしく、インポートものもトルコ産の生地も両方扱っているそうです。

そして、Rumeli Daddesiと交差する脇道沿いの店も覗きながらHalascargazi Caddesiへ戻り、Halascargazi Caddesiを渡って東に進むと、今度は生地問屋ではなく、既製服の問屋が並んでいます。小売りもしています。モードの世界の最先端を走るデザインというわけではありませんが、安物ラインではありません。ドレスのお店もあります。服の問屋の間に、靴屋や宝飾店もあります。

どうやらこのRumeli Daddesiを更にまっすぐ東へ進むとガイドブックで紹介している「ニシャンタシュ Nişantaşı」のファッション街へたどり着くようです…

ブランドもの?そんなに必要ですか?わざわざイスタンブールで買う必要ありますか?
ここにしかないもの、そりゃぁ、何ってクリエイティヴな生地屋でしょう?

kilim

dhoku

EthniCon

HEL YES! Stockholm 1

2012年のストックホルム ファーニチャー&ライトフェアの期間中に、ヘルシンキからやって来たレストラン+ダンスパフォーマンスをミックスしたイヴェント「HEL YES!」がストックホルムの教会 Eric Ericsonhallen (Skeppsholmskyrkan)で催されました。サイトには「A culinary cultural evening」とありましたが、それだけではイメージしきれません。こういう時こそ、ご招待を受けるに限ります!

教会の中へ入ると…
Hel Yes! Stockholm円形の教会の回廊づたいにコートを預け、アペリティフを引っ掛けながら、レストランのホールとパフォーマンス用の舞台となる中心を覗きます。
おとぎ話のような、水中、森の別世界のような、ちょっと和服の訪問着のようなKlaus Haapaniemiのテキスタイルが目に飛び込みます。
Hel Yes! Stockholm


Hel Yes! Stockholm席に案内されると、テールの上のお皿とカトラリー、そして今宵のサービスについて説明がありました。

サービススタッフのユニフォームは会場を包むテキスタイルをアレンジしたものです。

ワクワクしながらもどことなく漂う怪しいムードにドキドキ感も湧いてきます。
Hel Yes! Stockholm

大きいこま編み

Volkiかぎ針編みのニットの編み目を拡大したらこんなにおもしろい。こま編みでしょうか。
リサイクルをテーマにした製品をデザインするElísabet JónsdóttirとOlga Hrafnsdóttirの二人のユニットVolkiのスツールです。

敷物

Kilroy Indbo毎年、ストックホルム・ファーニチャー&ライトフェアでは若手デザイナーや学生たちののびのびした作品、製品で溢れるHall Vが最もワクワクします。

弾まない心地でHall Cを見ていて、通り過ぎようとする自分の歩みに逆らうように、目だけがどこかをとらえ、足が逆戻りしました。

去年2011年にも似たようなラグを見ましたが、こちらの製品はつぶつぶが増殖するかのよう。おもしろくも単純でちょっと毒気があり、そのテイストは全く別です。似て非なるもの。

Kilroy Indbo

こんな大きくもなく小さくもない、ちょっとハンパなサイズのラグ、使ってみたら思いのほか便利かもしれません。

DVELAS

DVELASヨットの帆 (sail) を再利用して作ったチェア。丈夫そうなミシン目が魅力になっています。

自然光の入らない見本市のブースでは、その本来の魅力が現れきれていなかったように思いますが、サンルームやテラス、デッキで使うにはもってこいです。
スペインのDVELASという会社の製品です。やはり太陽が似合う国からはそれらしい製品が生まれるものだとつくづく思います。

DVELASヨットの元の持ち主の縫い取りもそのまま残しています。リサイクル、エコという善行に甘えない機能的でカッコいいデザインも素敵です。

Morten & Jonas

Morten & Jonas
Morten & Jonas
ブラインドです。なぜだかわざわざミニおざぶを並べています。窓用としてもいいですが、室内のパーテーションにしたら楽しく便利です。

本人曰く「ちょっとガタツキがあるから手直しが必要なんだ。」と。

いいじゃないですか、製品化に向けて手直しして姿が多少変わっても、きっとこのおざぶは並んでいることでしょう。だってそれがこのブラインドの楽しいところなんですから。

Cecilia Petterssonの力

Cecilia Pettersson発色、色の再現性が進歩したことで、デジタルプリントも版画と同じような方法のスクリーンプリントに引け目をとらないクォリティに仕上がるようになりました。
そのデジタルプリントとは、簡単に言えば、テキスタイル用のインクジェットプリンターによるプリント方法。スクリーンプリントのように型(版)を作る必要がないので、小ロットでの制作の可能性が広がります。

先日も紹介しましたCecilia Pettersson。その魅力を一つ。
デジタルプリントの利点を活かし、彼女は同じ柄を縮小、拡大してヴァリエーションを作っています。

ブースの壁の右側はパターンの送りをあまり感じさせないほど、大きな柄で、パンチがあります。左の壁では縦方向のラインの繰り返しが強調されています。

床のカーペットは色の乗りが浅かったのでしょう、黒白ではなく、茶と白に見えます。この小さなサイズでもパターンの繰り返しが強調されていますが、空間全体の柄の大中小、色のハズシと、その色に繋がる松ぼっくりと木の切り株でイメージに膨らみを与えています。

青海波 à la moderne

伝統柄の青海波のモダンアレンジ

テキスタイルデザインの現場や学校では一般に、目につく繰り返しを嫌い、「パターンに癖が出る」とネガティヴな表現をします。一方で、明らかな繰り返しの積極的な理解の例では水玉模様や日本の伝統柄の青海波(せいがいは)などがあります。これを見て「パターンに癖がある」なんて難癖をつける人はまぁ、いないでしょう。

Cecilia Petterssonの柄は、パターンの個性を積極的に活かし、テキスタイルデザインの未来を明るくしています。

Cecilia Pettersson

Cecilia Pettersson若手デザイナーや美術学校の学生たちなど、“これから”のクリエーターたちが集まるHall V。
中でもCecilia Petterssonの作るパターンは、彼女のこれからを表すかのような力とおもしろさにあふれています。
「デジタルプリントだから、パターンの縮小拡大は自由自在。」と言います。カーペットの柄は小さい送り。毛羽立ちがある素材も手伝って、染料の定着が良くなかったのかもしれませんが、「真っ黒真っ白だと、固いし、イメージがキツすぎると思うの。」
このちょっとしたハズシ、心憎いばかりです。
そこの色合わせしすぎのアナタ、揃えりゃいいってもんじゃないんですよ。