どんな魅力?
最近では良く知られたDavid designから出ているLuca NichettoデザインのVader Lamp。
通りすがりに目にとまりました。
好き嫌いのメモリで計るとしたら、嫌いの方に寄ると思います。
初めて見た日、フェア会場を後にしてからも、時々目に浮かびます。
認識しきれないその魅力を自分で分かりたい気持ちが生まれています。
まるで、やっかいな恋のはじまりのようです。
ジャン・ヌーヴェル Jean Nouvelもうっかり?
Bolonのブースをもう一枚。
上下左右…天井、床、壁…の概念から自由になったインスタレーションの中で、ジャン・ヌーヴェル Jean Nouvelも解放されたのでしょうか、はたまた、混乱したのでしょうか。
壁に横たわったジャン・ヌーヴェル Jean Nouvel、帽子を天井に置き忘れたようです。
串刺しスタンド
またまた、なんてことないスタンドです。
串刺しのような感じが何ともいえず素敵です。
串刺しの感じ、スタンドの長さ、細さ、シェードの大きさ、素材…
複雑なやじろべいが奇跡のバランスを保ったかのようです。
ZLAMPの製品です。
Light Tray
Andreas EngesvikとDaniel RybakkenがデザインしたLight Tray。ブルー系でまとめた出で立ちの彼がDaniel Rybakkenです。
ジャーナリストのインタヴューを受けていました。新作の横で熱心に説明しています。
この製品もなんてことないように思いますが、「電気がトレーに乗せてある」のです。カタい頭で照明器具をイメージしたら、ペンダント、スタンド、ダウンライト…などなど、決して電球がトレーに乗った状態などではありません。
こんな新しい発想のデンキ、どうやって使いましょう?私たちに使うチャレンジの楽しみをプレゼントしています。
Green Furniture Sweden
去年も見ましたが、楽しい家具や照明がたくさんあります。Green Furniture Swedenの社名の通り、エコを意識したアイテムが揃っています。
エコ意識だけで説得するような、使い手に努力を強いるような製品ではありません。使っていて楽しくて便利でエコ。そんな気持ちのいいエコなんて素敵です。
T-Shirt ChairもGreen Furnitureのアイテムです。リンク先にTシャツを織り込んでいるヴィデオも見られます。
「わっ、自分でできそう!」なんて積極的な気分にさせてもくれる、楽しめる使えるエコです。
アルミ
この会社のカタログを並べたディスプレイ。同じパターンを繰り返すことで新しい印象が生まれます。この方法はプライベート空間にも活かせますね。同じポストカード、色違いのテキスタイルなどの繰り返しなどはいかがでしょう?
ところでこの会社は?アルミ製のエクステリア家具を作っているByarums Brukという会社です。
アルミの特徴の何ともいえない銀色と、飽きのこないフォルムがとても魅力的です。
日本風の庭にも馴染みそうです。
華奢に見えます。
Torbjørn Anderssen & Espen Vollによるテーブル、その名もCard。ASPLUNDから発売されます。
パッと見るとペラペラですが、ただ頼りない、壊れそうな印象とはどこか異なります。
よーく見ると、見えないところ…奥に向かって木が厚くなっています。テーブルの足を見ると分かりやすいかもしれません。手前は薄く、向こう側は厚くなっています。
よーく見ないと認識できなくても、無意識にはただのペラペラではないことをわかる人間の知覚能力もおもしろいですね。
例えば、存在感を少なくする効果のあるものにガラスのテーブルがあります。
向こうが透けて見えるので確かに軽やかな印象がありますが、ガラステーブルは重いもの。強化ガラスだと頭ではわかっているものの、何となく壊れそうな不安なムードがあります。
さて、このテーブルはどうでしょう?
木の厚みがある部分がありますから、ある程度の重さはありますが、ガラステーブルほどではありません。そして、薄さを感じるものの、目に見える木、その質感と色から壊れそう、壊しそうな不安感はかき立てません。
デザイナーはそんなことを気づいて作ったのでしょうか。
すっきりしていて空間を邪魔しません。壊れやすくもありません。
重厚な家具がお好みなら別ですが…